重くてキツイ、介護の実話。
そこをあえて、笑いとユーモアに包んで読者に届けてくれています。
50代で脳血管性(脳出血・脳梗塞)による認知症になってしまった父と、
その介護と仕事の両立ストレスからか、卵巣がんになってしまった母。
そして、20代の私(一人娘)の家族のお話しです。
病気の後遺症から、認知症になってしまった父は、体も大きく見た目も普通の中高年男性と変わらない。しかし、中身は・・・
ふらりと出て行ってしまっては、帰れなくなり、警察に捜索願を出す私と母。
しかし、普通の健康な男性にしか見えない父は、なかなか見つけてもらえない・・・。
「認知症の家族をさがしてください!」と言うと、どうしても高齢者を想像してしまうのは、
仕方ないことだろう。
そして、糖尿病を持病に持つ父であったが、認知症の発症以来、止めても、隠しても、好物の甘いものを食べ続けるのだ。
必死になって阻止するのだけれど、麻痺の残った体で暴れる父。
とてつもない戦いの日々。
そんな中、母までもが、卵巣がんになり、入院・手術することに・・・。
読んでいるこちらが、『もうやめてあげて~~~~~!!!』と言いたくなってしまう内容だが、
そこは、コミック仕立てにしてあることで、かなり緩和されている。
そして。
すさまじい毎日の中。
主人公の「私」は、恋をする。
まだ若い、20代の私の、恋の行方と未来は!?
どうなるのかは、読んでみてください(*^_^*)
介護も、認知症も、遠い未来の話しだと考えている、全ての人に読んでいただきたい体験記でした。
コミック&エッセイなので20~30代の方にも、とても読みやすいです。
笑う介護。 (sasaeru文庫) 著者 松本 ぷりっつ、 岡崎 杏里
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